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乗合バスでキャンプへLet’s Go!
乗合バスでキャンプへLet’s Go!
「おごおりウィークエンドアドベンチャー」公共交通教室を開催しました!

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8月10日(金)、山口市立小郡小学校にて「おごおりウィークエンドアドベンチャー」が開催され、最初のプログラムとして公共交通教室を開催しました。

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この取り組みは子供達が路線バスに乗車してキャンプ会場へ向かう前に、安全な乗り方・降り方や「こころのバリアフリー」について学習する約1時間の体験企画で、今年で3回目を数え、今回は46名が参加しました。
教室の初めにバスに関するクイズを行い、運賃表示板の見方について勉強しました。「小学生は運賃半額」ということを知らなかった児童も多かった様子で、バスが利用しやすい乗り物であることを学習してもらえたことと思います。開催後の感想文にも、小児運賃半額を初めて知ったという感想が多く、これからも利用したいという気持ちを持っていただけたようでした。

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その後、バスの乗車・降車の方法を体験する班と、目の不自由な方を介助する体験を行う班に分かれ、各班交代でプログラムを体験しました。バスの乗り方教室は防長交通が担当で行い、バス事業のプロから乗車・降車までの流れをわかりやすく説明していただき、体験を終えた子供達は「一人でもバスに乗れるよ!」っと少し自信ありげな顔をしていました。

バリアフリー体験は山口県庁と山口運輸支局が担当し、小学校の玄関に設置されている点字ブロックを利用した目の不自由な方の介助実習を行いました。アイマスクを付けた友達を一生懸命介助し、体験を終えた子供達からは「目隠しをして一人で歩くのは難しかったけど、手伝ってもらえると安心した。」との感想がありました。この体験を通して「こころのバリアフリー」の大切さを知ってもらい、思いやりの心を持った優しい人に成長してくれることを願っています。

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盛りだくさんのプログラムを終えた子供達はそのままバス停へ移動しました。バスの乗り方を学んだ子供達は「早くバスに乗りたい!」という焦る心を抑えながら、歩道の通行者に迷惑が掛からないよう整列してバスの到着を待っていました。
路線バスが到着すると歓声が上がり、意気揚々と乗車していく姿が大変印象的でした。「一人でも路線バスに乗れる。」という自信を持ったことで、子供達が成長した瞬間だったように思います。バス教室で使用したノンステップバスはそのまま続行便として運行され、一般のお客様・46名の子供達・サークル引率者で満席となった2台のバスがキャンプ会場へ出発して行きました。そんな様子を職員一同で見送り、公共交通教室のプログラムはすべて無事に終了しました。

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路線バスに乗ってキャンプに行ったという経験は子供達にとって夏休みのいい思い出になったのではないでしょうか。

みんなが利用したくなる生活交通推進会議は、公共交通教室を通して、公共交通の大切さや利用しやすさを体験してもらい、少しでも多くの方が利用していただけるよう、地域公共交通の活性化に努めていきます。

2012/08/28 一般


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